インターネットTV


Yahooの記事より.

TBSなど在京民放キー局5社が電通と提携し、来春から無料でテレビ番組のインターネット配信を始めることが26日、明らかになった。電通が番組に広告をつけ、同社が新設する運営会社が配信する計画で、この運営会社に民放各社が出資する方向で調整している。

時事通信) - 11月26日20時0分更新


ということで,近くテレビがなくてもよくなるのだろうか.初期はインターネット配信される番組は少なくて,徐々にスポンサーがついて,ネット配信のための管理・維持費用がまかなえるようになったら配信番組が増えるのだろうと思いますが.しかし,同じ番組でも地上波テレビ用とインターネットテレビ用でスポンサーが違ったりするのだろうか.そのあたりどういう風になるのか気になるところ.


にしても,テレビ置いてパソコンのディスプレイ置いてとなると,無駄に部屋に2つ置く羽目になるので不合理だったわけで,これを半分にすると,各種液晶テレビが訴えているような環境問題にだいぶ貢献できそうです.物を作らないのが一番なわけですから.

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ところで,フジテレビとライブドア,TBSと楽天といったいざこざがあって,テレビはなくならないという意見があったのですが,なくなるなくならないという問題ではなくて,変化していくのだと思う.


コンテンツ(番組)を伝える形態の違いであって,将来的には地上波かインターネットか,あるいはどれでもない何かになるのかもしれない.でもインターネットに寄っている気がするし,そこに可能性はたくさんあるはず.今のテレビ番組でも,随所で,ここのアドレスにアクセスしてください,というテロップが出るけれど,もともとパソコンの前に座っていたら,直ぐにアクセスできるのだから合理的.逆に,地上波用にコンテンツを制作するのではなくて,インターネットテレビ用に制作するとしたら,視聴者はパソコンというツールを使って,もっと色々な事が出来るわけです.アドレスなんか,クリックしたらそこに飛ばすことも出来るし,まさに視聴者参加型な事もこれまでより簡単に出来る.ただ,現行のテレビよりも自由度が増すし,どう考えても問題は膨大にありそうなんですが.このあたりトレード・オフですね.色々出来る分,色々問題もあるのは当然.


別の可能性としては,家庭内ネットワークについて.テレビという非常に家庭に根付いているものがインターネット(じゃなくてもいいけれど)みたいなネットワークにつながってしまうのならば,家電ネットワーク化が一気に進むような気がします(現状だと,家電ネットワークの方が問題も少ないし,先行する気がしますが……).会社から自宅の洗濯機を回したりというのなんて,とても簡単なので,すぐ出来そう.洗濯物を干すとか,物理的なアクセスが必要なものはハードウェアが必要になるからまだまだですが,ソフトなんて余裕で出来てるし.それ用にちょこっと書き換えればいいだけで.


結局は,受け入れる側の人間の問題なのかなぁ.覚悟というか,そういうシステム,大げさにいえばそういう世界を受け入れてもいいよ,という気持ちになるかどうか.若い世代になるにつれてどんどん受け入れやすいとは思うけれど.生きてるうちにどれぐらい変化するのだろうか.




とりあえず身の回りの,テレビ・ビデオ・プリンタ・MDコンポ・パソコンといった家電がひとつにまとまったら部屋がもうちょっと広くなるのに,と思っている程度ですけどね.