SWING GIRLS

女子高生がビッグバンド・ジャズをやるお話.
個人的に,大学に入ってから軽音楽部でジャズをかじっているせいもあり,見よう見ようと思っていたのを,ついに昨日見てきました.

印象的なのは,見終わった後の爽快感.
もちろん,人物の設定時点の手法だと思いますが,この映画には「これ」という悪役が登場しないのが,この爽快感の要因のひとつかなと思う.
あとは,やはり人が成長する姿を見るのは,自分にはないものを見るということに帰結するのではないかと思う.こうありたかったな,こうだったら良かったな,と思っていたものを達成している姿を見るのは,気分の良いものだと思います.

演奏自体を俳優がこなすということでしたが,演奏も聞きごたえのあるものでした.高校時代に戻りたいなぁ,と思わせる映画でした.これだというものに熱中する姿,できる姿というのも,そういうのがなかった人にとってはとてつもなく羨ましいことなんだと思います.

映画とは関係ないですが,よく,気持ちよく読んで気持ちよい読後感の小説に対して,それは内容が薄いのだとかいうことを言われることがあると思うのですが,それは違うと思った.具体的に言葉にできないので,この件に関してはまた後ほども考えようと思います.


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